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2-20. 2025年版「経営報告の解説コラム」 | ステップ3:システムで登録

むずかしい経営情報の報告を、かんたんに手続きできるシリーズコラム5

最後のステップは、経営情報DBシステムでのデータ登録の操作!
《介護サービス事業者経営情報データベースシステム向け》

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前のコラム2つでは、報告する情報をエクセルで管理しておけば、その後のシステムでの登録もスムーズになり、社内での情報連携や引継ぎにも活用できるメリットを解説しました。
そして最後のステップ3では、準備したGビスIDと経営情報を元に、「介護サービス事業者経営情報データベースシステム」にログインし、登録していく操作や留意点などを、チェックしていきましょう。(事前にステップ1「GビズID」とステップ2「経営情報」を用意しておくことが前提です。)

ステップ3: システムで経営情報の登録

最後のステップ3では、「介護サービス事業者経営情報DBシステム(略:経営情報DBシステム)」にログインして、用意した経営情報を登録していきます。システムで経営情報の登録

システムで経営情報の登録
「経営情報DBシステム」サイトにアクセスして、用意した経営情報データを登録する。
・手続きの難易度:★★(ややむず)
・時間の目安:経営情報や登録方法によって変動
・費用の目安:費用発生なし
・必要なもの:パソコン、スマートフォン、登録する経営情報(事業所ごとの基本情報や会計、人事労務に係る情報など)
・アクセス先:厚生労働省「介護サービス事業者経営情報データベースシステム」https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/zaimu/todokede/

◆このコラムのインデックス
・システム報告の流れ
・システム報告する際の準備物
・システム報告する際の留意点
・システム報告する際のチェック
・システム報告する具体的な操作手順


システム報告の流れ

「介護サービス事業者経営情報データベースシステム」で報告する流れは次のようになり、登録方法によって操作するパターンが分かれます。
システム報告の流れと登録方法

システム報告の流れ
1.本システムへのログイン
2.メニューから経営情報データ登録を選択
3.損益計算書等データの登録
4.届出対象事業所データ登録 (注)
5.事業所連絡先の登録 (注)
6.追加情報の登録
7.登録内容の確認
8.届出の完了
システムでの登録方法(注)
①ファイル登録版
②画面入力版
《システムの登録方法について》
①ファイル登録版:該当データのファイルを、システムで添付して登録する
②画面入力版:該当データを、システム画面上で入力して登録する


システム報告する際の準備物

これまでの経過を踏まえたシステム報告向けに、GビズIIDアカウントと事業所の経営情報を準備します。
経営情報を報告するステップ
経営情報を報告するステップ
ステップ1:GビズIDの取得|GビズIIDのアカウントを取得
ステップ2:経営情報の用意|事業所の会計、人事労務に係る情報を用意
ステップ3:システムで登録|経営情報DBシステムで入力・登録など
準備したGビズIDと経営情報を元に、システムで登録する


システム報告する際の留意点

介護事業所ごとの会計や人事労務の情報を調査・分析して、分析結果は公表されるため、適切なシステム報告が必要です。
システム報告する際の留意点
経営情報の報告
・介護事業所は、会計年度ごとに経営情報を、都道府県へ報告
・都道府県は、経営情報を調査・分析して、厚生労働省へ報告
・厚生労働省は、経営情報を把握・分析して、分析結果を公表
(属性等に応じて集計・グルーピングしたもの)
安易なシステム報告は、行政からの要チェックとなるので注意!


システム報告する際のチェック

事業所ごとの会計や人事労務の情報が、適切であるか、あらためてコンプラチェックしておきましょう。
システム報告する際のチェック
経営情報の分類(内容)
1.基本情報:法人・事業所の名称や特定番号、会計・経理の基準など
2.会計情報:介護サービス事業/他事業に係る収益、費用など
3.職員情報:職員の職種別人数、給与など
4.その他 :介護サービス事業/他事業に係る情報など
コンプラチェックの観点|次の情報が適切かチェック
・法人・事業所の基本的な情報は
・会計年度ごと勘定科目の情報は
・職員の人事労務の情報は
・併設の医療・障害福祉の情報は
この機会に、会計や人事労務を見直すコンプラチェック!


システム報告する具体的な操作手順

システムでの登録について、手続きや操作手順や動画など動画で解説しています。
具体的な操作手順の解説
》》》「電子申請のトリセツ」経営情報サポートプランはこちら

ステップ3:システム登録の振り返り

これが経営報告の最終ステップ3「システムで登録」になり、これまでに準備したGビスIDと経営情報を元に、「介護サービス事業者経営情報データベースシステム」にログインし、登録していきます。
また報告する方法は、利用している会計ソフト/会計事務所が、経営情報DBシステムに対応するかで、その方法が分かれます。
①ファイル登録版
②画面入力版
→これについては、事前に利用している会計ソフト/会計事務所へ問い合わせておきましょう。
→また「経営報告の解説コラム」 |応用編:エクセルからファイル変換では、エクセルで経営情報を管理して、そのデータをファイル変換して、①ファイル登録版へ連動する見本例も紹介しています。

システム報告する際の留意点・チェック
・介護事業所ごとの会計や人事労務の情報を調査・分析して、分析結果は公表されるため、適切なシステム報告が必要です。(個別の内容や事業所名が公表されることはありません)
・報告する際には、経営情報の内容を踏まえて、事業所の情報が適切か、あらためてコンプラチェックしておきましょう。(この機会に、法人・事業所での会計や人事労務を見直すきっかけにもなります)

この2025年版「経営報告の解説コラム」では、介護事業所さんの目線で、むずかしい経営情報の報告を、かんたんに手続きできるシリーズコラムとして、次のように記事を展開しています。(必要に応じて、更新・追加する予定です)
2-15. 2025年版「経営報告の解説コラム」 | イントロダクション
2-16. 2025年版「経営報告の解説コラム」 | 手続きするステップ分け
2-17. 2025年版「経営報告の解説コラム」 | ステップ1:GビズIDの取得
2-18. 2025年版「経営報告の解説コラム」 | ステップ2:経営情報の用意
2-19. 2025年版「経営報告の解説コラム」 | 応用編:エクセルからファイル変換
2-20. 2025年版「経営報告の解説コラム」 | ステップ3:システムで登録


◆「電子申請のトリセツ」経営情報サポートプラン

介護事業所の経営情報にフォーカスして、基本的な制度やシステムの紹介から、報告するデータを用意する手順、さらにシステムで登録する操作やQ&Aなどを解説しています。
経営情報サポートプラン1
経営情報サポートプラン2
「電子申請のトリセツ」経営情報サポートプラン
・URL:https://www.kaigokensaku.net/support-plan/finance_member/
・対象者:介護事業所の代表者や管理者
・主な内容:経営報告を解説するスライド、操作手順のショートムービー、よくある質問と回答など


出典(参考情報)
経営情報の報告やシステムの詳細については、厚生労働省の発表資料をご覧ください
本制度に関する厚生労働省ホームページ
介護サービス事業者経営情報データベースシステム 説明ページ
介護サービス事業者経営情報データベースシステム システムログイン
介護サービス事業者経営情報データベースシステム 操作方法説明スライド
介護サービス事業者経営情報データベースシステム 操作方法説明動画
介護サービス事業者経営情報データベースシステム 操作マニュアル
介護経営DBかんたん操作ガイド(画面入力版)
介護経営DBかんたん操作ガイド(ファイル登録版)