むずかしい経営情報の報告を、かんたんに手続きできるサポート
経営情報を報告する3つのステップ
《介護サービス事業者経営情報データベースシステム向け》
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この2025年版「経営報告の解説コラム」では、基本的な制度のイントロダクションに引き続き、具体的に報告する手続きについて、解説していきます。
経営情報を報告する手続きと言っても、いきなり経営情報DBシステムを操作するのではなく、事前にログインするためにGビズIDを用意することや、報告する会計や人事労務の情報を用意することが必要となります。
これから経営情報を報告する介護事業所さんの目線では、あらかじめ全体の工程を把握しておき、事前に必要となるIDや情報を用意した上で、手続きしていくことがスムーズになります。
また報告する経営情報は、事業所ごとの基本情報から会計・人事労務に係る情報まで、多岐に渡る分野になり、その情報は計85項目に上る、ボリュームが多い事務作業になります。
そのため運営する法人本部と、報告する事業所が連携する形で、あらかじめまとまった時間と工数を見込んでおきましょう。
◆このコラムでは、全体工程や事前準備からチェック
・手続きするステップ分け
・ステップ1:GビズIDの取得
・ステップ2:経営情報の用意
・ステップ3:システムで登録
手続きするステップ分け
まずは、介護事業所が報告する手続きの全体工程をチェックしていきましょう。
経営情報を報告する手続きには、事前にログインするためにGビズIDを用意することや、報告する会計や人事労務の情報を用意することが必要となり、3つのステップに分けられます。
ステップ1:GビズIDの取得
「GビズID」は個人や法人を管理する認証システムで、様々な行政サービスにログインできるサービスです。
GビズIDのアカウント取得
「GビズID」サイトにアクセスして、法人の「GビズID」の申請や認証などを行います。
・手続きの難易度: ★★(ややむず)
・かかる時間の目安:1週間+45分程度
・かかる費用の目安:切手代
・必要なもの:メールアドレス、パソコン、スマートフォン、郵便用封筒・切手
・アクセス先:デジタル庁「GビズID」サイト https://gbiz-id.go.jp/
※手続きにあたっての諸注意
・GビズIDプライムのアカウント利用者は、 「会社の代表者自身」であること
・既にアカウントを所持している場合は、重複してアカウント申請ができません
・電子申請や補助金でもよく利用するものなので、きちんと管理しておきましょう
・2024年以降の改定で、GビズIDプライムの情報がオンラインでも申請・変更できるようになりました。
・最新情報については、デジタル庁「GビズID」サイト(https://gbiz-id.go.jp/)をご覧ください。
》》》ステップ1の詳しい解説コラムは、こちら(準備中です)
ステップ2:経営情報の用意
次に、介護事業所が報告する経営情報について、その要件をおさえておきましょう。
報告する経営情報の用意
介護事業所の基本情報や会計、人事労務に係る情報などを用意します。
・手続きの難易度: ★★(ややむず)
・時間の目安:会計・人事・労務によって変動
・費用の目安:費用発生なし
・必要なもの:パソコン、事業所ごとの会計、人事労務に係る情報(会計ソフト/会計事務所などと連動)
※手続きにあたっての諸注意
・経営に関する情報は、直近の会計年度が終了したものになります
・利用している会計ソフト/会計事務所などによって、登録方法が分かれます
・経営情報を適切に報告するため、きちんと情報管理しておきましょう
・報告する経営情報は、4つの分類ごとに、具体的な項目や内訳へ展開していきます。
・1事業所当たり、総計85カ所近くの項目数になるので、ボリュームが多い事務作業になります。
》》》ステップ2の詳しい解説コラムは、こちら(準備中です)
ステップ3:システムで登録
最後に、「介護サービス事業者経営情報DBシステム」にログインして、用意した経営情報を登録していきます。
システムで経営情報の登録
「経営情報DBシステム」サイトにアクセスして、用意した経営情報データを登録する。
・手続きの難易度:★★(ややむず)
・時間の目安:経営情報や登録方法によって変動
・費用の目安:費用発生なし
・必要なもの:パソコン、スマートフォン、登録する経営情報(事業所ごとの基本情報や会計、人事労務に係る情報など)
・アクセス先:厚生労働省「介護サービス事業者経営情報データベースシステム」 https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/zaimu/todokede/
《システムの登録方法について》
①ファイル登録版:該当データのファイルを、システムで添付して登録する
②画面入力版:該当データを、システム画面上で入力して登録する
※登録方法はいずれか
》》》ステップ3の詳しい解説コラムは、こちら(準備中です)
「経営報告の解説コラム」 | 手続きするステップ分けの振り返り
ここまでが「経営報告の解説コラム」 | 手続きするステップ分けになり、経営情報を報告する際の手続きとして、3つのステップに分けて、全体工程や事前準備からチェックしたものになります。
それぞれのステップごとに、その目的や方法を踏まえて、必要となるIDや情報を用意した上で、手続きしていくことがスムーズになります。
また報告する経営情報は、事業所ごとの基本情報から会計・人事労務に係る情報まで、多岐に渡る分野になり、その情報は計85項目に上る、ボリュームが多い事務作業になります。
運営する法人本部と、報告する事業所が連携する形で、あらかじめまとまった時間と工数を見込んでおきましょう。
》》》次のコラム 2-17.(準備中です)
◆「電子申請のトリセツ」経営情報サポートプラン
介護事業所の経営情報にフォーカスして、基本的な制度やシステムの紹介から、報告するデータを用意する手順、さらにシステムで登録する操作やQ&Aなどを解説しています。
「電子申請のトリセツ」経営情報サポートプラン
・URL:https://www.kaigokensaku.net/support-plan/finance_member/
・対象者:介護事業所の代表者や管理者
・主な内容:経営報告を解説するスライド、操作手順のショートムービー、よくある質問と回答など
出典(参考情報)
経営情報の報告やシステムの詳細については、厚生労働省の発表資料をご覧ください
本制度に関する厚生労働省ホームページ
・介護サービス事業者経営情報データベースシステム 説明ページ
・介護サービス事業者経営情報データベースシステム システムログイン
・介護サービス事業者経営情報データベースシステム 操作方法説明スライド
・介護サービス事業者経営情報データベースシステム 操作方法説明動画
・介護サービス事業者経営情報データベースシステム 操作マニュアル
・介護経営DBかんたん操作ガイド(画面入力版)
・介護経営DBかんたん操作ガイド(ファイル登録版)